図1　年齢別在籍人数グラフ

図2　勤続年数別在籍人数グラフ

図3　定着率のグラフ

図4　定年残余年数グラフ

ピカイチ情報通信平成24年５月号で社員の構成グラフの作成を提案しました。
普段何気なく見ているデータをグラフ化することで会社の実態を分析できます。
近年「見える化」が日常用語になっていますが、案外、具体的に取り組んでいないものです。

会社の最大のコストは人件費です。
サラリーマンの生涯給与はおおよそ２億円。
会社から見ると人を雇用することは２億円の設備投資をしているのと同じことなのです。
設備であれば、減価償却でコストが年々下がりますが、給料は上がりこそすれ下がることがありません。
経営的に負担が重いのが人件費です。
経営で最大のコストとなっている人を有効活用する方法として「見える化」することを提案しました。

「見える化」のために

1. 年齢別在籍人数（図１）
2. 勤続年数別在籍人数（図２）
3. 定着率（図３）
4. 定年までの残余年数一覧表（図４）

のグラフを作成するのです。

しかし、作成しようとするとなかなか行動に移せません。
理由は、ちょっと面倒だからです。
エクセルを使って資料を作成している方なら簡単にできるグラフです。
しかし、ゼロから作成するとなると面倒になり先送りするのです。

それで、講習会を開催することにしました。
会場にはエクセルソフトが使えるノートパソコンをご持参いただきます。
従業員氏名と生年月日、入社年月日のデータも同時に持参していただきます。（個人情報に関するデータなので弊社は受け取りません。ご安心ください）

講習会の当日、エクセルファイルを配布します。
配布したエクセルシートに持参した従業員名簿をパソコン入力（実際はコピーして貼り付けるだけなので手間がかかりません）して、それぞれのグラフを作成します。
御社の実態を見える化したグラフがすぐにできあがります。
それぞれのグラフは説明を受けると誰でもその場で簡単に完成します。それも半自動的に。